狂犬病予防接種
狂犬病ワクチンは、年1回の接種が狂犬病予防法によって義務づけられています。
Q1.狂犬病予防注射って必要なの?
A.必要です。
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①法律で定められているため。
わんちゃんのご家族には以下の3つが法律によって義務付けられています。
1、現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること(生涯に一度)
2、飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
3、鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること*違反した場合、わんちゃんは捕獲されてしまい、飼い主様も20万円以下の罰金を課されます。
②海外から狂犬病が侵入してしまった場合に、流行しないようにするため。
・狂犬病は全ての哺乳類が感染し、発症してしまうとほぼ100%の確率で死亡する怖い感染症です。
・狂犬病の国内へ侵入してしまった場合に、特にヒトと密接な関係にあるわんちゃんが感染するかしないかで蔓延のリスクが大きく変わります。
・未だ世界中で発生しています。WHOによると,世界では毎年およそ5万5千人が狂犬病で死亡していて,その半数以上がアジア地域であると言われています。
・2013年には今まで狂犬病の発生がないと思われていた台湾で,野生動物や犬での狂犬病発生が確認されました。アジア地域での狂犬病清浄国は唯一日本だけとなりました。
*あくまでも『登録されているわんちゃん』でのデータですから、登録されていないわんちゃんを含めると、実際には40%前後ではないかと言われています。
*鹿児島県は接種率70%と低めの水準です。
Q2.どこに行って打てばいいの?
A.お近くの動物病院もしくは、集合注射で接種できます。
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▷集合注射に参加される場合
市町村から届くお葉書に指定された「場所」と「日時」が記載されています。
集合注射のメリット
・短時間で終わる
・家の近くで接種できる▷動物病院で接種する場合
お近くの動物病院に行かれてください。
動物病院で接種するメリット
・接種前にわんちゃんの体調を診てもらえる
・個室での接種となるため、落ち着いた状況で接種できる
Q3.案内にいろんな金額が書いてあるけど、いくらかかるの?
A.わんちゃんの状況により以下のように分かれます。
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病院での予防接種の費用は、集合注射と変わりません。
病院で接種する場合も集合注射と同様に、届出の際にかかる費用をお預かりして飼主様の代わりに役所でのお手続きを行います。
初めて予防接種するわんちゃん
・登録料……¥3,000 ※生涯に1度だけかかる費用です
・注射費用…¥2,850
・済票代……¥550 ※役所での手続き費用をお預かりします2回目以降のわんちゃん
・注射費用…¥2,850
・済票代……¥550 ※役所での手続き費用をお預かりします
鹿児島市以外の方の場合は、当院では注射費用のみとなり、お住いの地区の役所でのお手続きの際に済票代(¥550)が必要となります。