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フィラリア予防

フィラリア予防

フィラリア症とは、蚊が動物を吸血する際にミクロフィラリアという寄生虫が侵入し、やがて心臓に寄生して成長・増殖する恐ろしい病気です。
近年は猫での危険性も高いと言われており、犬同様予防が推奨されます。

Q1.予防法は?

A.フィラリア症の予防は、1ヵ月に1回の内服をするだけです。

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錠剤タイプ、お肉タイプ、皮膚に垂らすタイプなどがあります。
他に、1年に1回のお注射で12か月持続する注射タイプもあります。
少しずつ効果が違うので、ワンちゃんに合ったお薬を選びましょう!
ねこちゃんの場合は、皮膚に垂らすタイプとなります。
詳しくは獣医師にご相談ください。


Q2.いつからいつまで飲ませるの?

A.通年予防がおすすめ。または、4月から12月までの期間。

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鹿児島市の場合、フィラリア予防期間は「4月から12月」の期間です。
フィラリア症の専門学会であるAmerican Heartworm Societyでは、年間を通した投与を推奨しています。日本では未だに『蚊のいる時期のみ』の子が多いのが現状です。そのために感染したワンちゃんがなかなか減らないのかもしれません。蚊のいる時期のみ投与する場合は、蚊がいなくなってから1ヵ月後の12月までの投薬が重要です。


Q3.毎年検査が必要なの?

A.毎年検査が必要です。

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しっかりお薬を与えていても、ちゃんと予防できているのか、お薬を飲む前に安全にお薬が飲めるか確認が必要です。フィラリア予防の始まる前の3〜4月での検査をお勧めします。少しの採血を行い、10分程度で結果が出る抗原検査です。

フィラリアのお薬を必要な期間にわたり確実に飲んでいれば、確実に予防できているはずです。しかし、『フィラリア予防をしているワンちゃんのうち、獣医師の指示通りにお薬を飲めなかったのは約35%』という調査データがあります。

当院では、新年度でフィラリア予防を開始する前には、必ずフィラリア抗原検査をして予防薬をお出ししております。


Q4.室内では感染しない?

A.感染します。

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フィラリア症は、「蚊」に刺されることで感染します。
私たちも家の中で蚊に刺されますよね。
フィラリア症は命に関わる疾患です。確実な方法でしっかり予防してあげましょう!


Q5.フィラリア症の症状は?

A.命に関わる様々な症状が出ます。

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フィラリア症の初期症状として、元気・食欲がない、咳をする、痩せる、呼吸が苦しそうなどがあります。進行すると、重度の脱力、お腹が膨らんでくる、血色素尿(赤い尿)が出るなどの症状が急激に現れます。最悪の場合、突然死することもあります。


フィラリア症は、お薬で100%予防できる感染症です。鹿児島市の場合は、フィラリア予防期間が「4月から12月」までとなります。最後の投薬が非常に重要です。最後まで忘れずに予防していきましょう!

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